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伏屋郷(中世)


 織豊期に見える郷村名。美濃国のうち。本能寺の変後,美濃を版図に入れた織田信孝は天正10年11月伏屋一(市)兵衛に「ふせや方八拾貫文 かけ山分」など228貫文を扶助している。小牧・長久手の戦では,同氏は羽柴秀吉から「伏屋城留守居儀」を申し付けられ,知行分を安堵された。また,同12年6月日付で秀吉の禁制が「濃州伏屋郷」に下されている(伏屋文書)。伏屋氏は江戸期には旗本平岡氏に仕えた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7346477