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落合村①(近世)


江戸期~明治8年の村名遠江【とおとうみ】国城東【きとう】(城飼【きこう】)郡のうち下小笠【しもおがさ】川流域に位置する嶺村・向村とともに古くは上土方と称したはじめ横須賀藩領,天和2年幕府領を経て,貞享年間からは旗本室賀氏領となる村内を下小笠川に沿って掛川大坂往還が通る地名は,西方の旦付新田【だんづくしんでん】と今滝村の間を流れる小川が当村で下小笠川に合流することにちなむ(郷里雑記)村高は,「元禄高帳」では上土方落合村として359石余,「天保郷帳」では上土方落合村として361石余,「旧高旧領」361石余「遠淡海地志」によれば戸数50で,村内に山崎姓・内海姓が多いことが見える庄屋ははじめ青野氏,のち高塚・山崎両氏稲作を主とし五穀のほかソバ・ゴマ・ゴボウ・フキ・チサ・藍・木綿などを栽培助郷は東海道日坂宿に出役寺院は曹洞宗華厳院・同宗天照寺があった明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県を経て同年11月浜松県に所属明治8年旦付新田・嶺向【みねむかい】村と合併して上土方【かみひじかた】村となる




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7348824