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津市(近代)


 明治22年~現在の自治体名。旧津城下町と大部田村・岩田村・津興【つおき】村・下部田村・乙部村・塔世村・古河村・藤方村8か村の各一部が合併して成立。80町4大字を編成。市庁舎ははじめ大門町に仮庁舎を設けたが,明治22年8月には西町の本庁舎に移った。同42年建部村・塔世村を合併し4大字を継承。大正6年会議場が竣工した。また当市街地を整備するため同14年都市計画法が実施された。昭和8年から14年にかけて国道1号(現国道23号)の拡幅工事が行われ,同国道は幅20mとなった。市勢の発展とともに西町の庁舎が狭くなったので,昭和11年市立高等女学校を出口に移し,旧校地・校舎を市役所にあてた。昭和9年に新町,同11年に藤水【ふじみ】村,同14年に高茶屋村,同18年に安東村・神戸【かんべ】村・櫛形村をそれぞれ合併,4町20大字に継承された。同20年7月,大空襲に見舞われて当市街地は焼土と化したが,第2次大戦後の戦災復興都市計画実施により,街路計画・公園緑地計画・土地区画整理などが行われ,当市は復興した。同27年に雲出村,同29年1月一身田【いしんでん】町,同年8月白塚町・栗真村・片田村を合併,22大字を継承,同48年には豊里村を合併し7大字を継承した。この間,昭和26年から5期に分けて市役所庁舎の工事が行われ,同38年に完成した。同40年以降住居表示が実施され,現在113町20大字を編成。明治40年の戸数7,115・人口3万8,502,以後の世帯数・人口は,大正10年9,449・4万9,675,昭和10年1万3,631・6万5,923,同20年1万4,128・6万2,277,同30年2万3,328・10万6,754,同40年2万9,832・11万7,214,同50年4万474・13万9,538。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7366023