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野洲郡


江戸期は郡内には上野前橋藩・丹後宮津藩・山城淀【よど】藩・膳所【ぜぜ】藩・河内狭山【さやま】藩・大溝【おおみぞ】藩・山上【やまがみ】藩・武蔵川越【かわごえ】藩・宮川藩・西大路藩・三上【みかみ】藩の領地が混在し,ほかに旗本領・寺社領が入りまじっていた(市町村沿革史)。郡内の村々は正保年間で75か村,村高6万1,155石余,元禄年間で81か村(無高30か村)・6万5,361石余(元禄郷帳),天保年間で同じく81か村(無高30か村)・6万6,901石余(天保郷帳),明治初年で99か村・6万8,550石余(旧高旧領)。琵琶湖上の舟運が盛んで湖岸の村々と対岸の滋賀郡堅田浦の間には舟の往来が多く,また守山は東海道の宿駅として栄えた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7372988