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天田郡


明治元年郡内の幕府領は久美浜県に属し,諸藩領は同4年それぞれ福知山・綾部・柏原・飯野の4県に属した。次いで全域は同4年11月豊岡県の管下を経て,同9年京都府に所属。同12年には福知山城跡に天田郡役所が設置された。その後,同22年の市制町村制施行により,江戸期以来の100余か村は福知山町以下の1町20か村を編成,同35年には与謝郡雲原村を当郡に編入して1町21か村となった。郡の中心は福知山町にあったが,同町は以後,大正7年曽我井村を,昭和11年庵我・下豊富・雀部3か村を編入,翌12年には市制を施行,福知山市となった。第2次大戦後,昭和24年西中筋・下川口・上豊富3か村が福知山市に編入され,同30年には上六人部・中六人部・下六人部・上川口・金谷・三岳・金山・雲原8か村もそれぞれ同市に編入された。残る6か村のうち,昭和30年菟原・細見・川合の3か村が合併して三和村が成立。同村は翌31年町制を施行,三和町となった。また,同年中夜久野・下夜久野両村が合併して夜久野町が成立。同34年には夜久野町・上夜久野村が合併。天田郡は三和・夜久野2町となり現在に至っている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7373449