石作(近代)

　明治22年～昭和34年の大原野村の大字名。大原野村役場所在地。大正13年大坂越え丹波道（現府道柚原向日線）延長５kmの改修工事に着手，同15年府道に昇格し，昭和10年完成。岩山をうがち谷を埋める難工事で6,600円を費やしたという。昭和５年の世帯数144・人口750。同20年食糧難下での過酷な供出割当てをめぐり，地区代表者が協議の結果，翌21年灰方地区は大字灰方として分離。同34年右京区大原野石作町となる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7373672