100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

堤村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。和泉国日根郡のうち。岸和田藩領。村高は,元和5年の村高書上(要家文書)によれば260石余,四郡高附では正保2年328石余,「天保郷帳」では南郡のうちに見え339石余,「旧高旧領」でも同高。慶長年間と推定される実報院諸国檀那帳(熊野那智大社文書/広島県史資料編5)には,「一,こき庄ノ内一円……一,つゝミ」と見え,当村を含む近木荘一円の熊野先達職を実報院が有していたことがわかる。年貢率は享保6年では5割9分,ほかに10割1分の年もあった(要家文書)。木綿・菜種を産したほか,五加【うこぎ】・近木櫛の産地であった(五畿内志)。鎮守は厳島神社(のち南近義【みなみこぎ】神社に合祀)。寺院は浄土真宗大派永覚寺。明治9年の人口197。同14年大阪府に所属。同22年南近義村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7384529