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鉄砲町(近世)


 江戸期~明治22年の町名。鉄炮町とも書く。江戸期は出石城下の1町。武家地。城下の最北部。地内は外周(北)を外堀に囲まれ,南を谷山川が流れ,城下と隔絶された地帯で,外周を豊岡~京都に通ずる街道を扼し,交通上・軍事上の要衝であった。北に構口と称し,枡形を作り,番所を設けて常時出入の者を監視していた。町並みは南北98間・幅2間,ほかに南北28間・東西38間の小路があった。江戸中期の石城(出石町立史料館蔵文書)では家数12。明治4年から出石を冠称。同22年出石町の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7393462