100辞書・辞典一括検索

JLogos

29

山田村(近代)


 明治22年~昭和22年の自治体名。はじめ八部郡,明治29年からは武庫郡に所属。小部・下谷上・上谷上・原野・福地・中・東下・西下・坂本・衝原・小河・藍那・与左衛門新田の13か村が合併して成立。旧村名を継承した13大字を編成。大字中に役場を設置。明治24年の戸数994,人口は男2,409・女2,355。同42年の耕地面積は田668町・畑23町9反(自作の田531町5反・畑21町9反),米1万1,878石・麦1,835石を収穫,戸数928・人口5,835,職業別戸数は農業672うち自作280・兼作170・小作222,工業70・商業93。戸数・人口は,大正10年1,091・5,126,昭和5年1,406・6,212,同18年1,614・7,989(山田郷土誌)。大正4年下谷上から原野に谷上郵便局が移転し山田郵便局と改称。昭和3年神戸有馬電気鉄道有馬線が開通,山の街・箕谷・谷上などの駅が開設された。同22年神戸市兵庫区の一部となり,13大字は山田町を冠称し,同区の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7397265