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萱守郷(中世)


 鎌倉期から見える郷名。城上郡のうち。徳治3年5月日付亀鶴女等連署田畠充行目録に「一段畠 萱守 所当五斗 作 太郎入道」とある(沢氏古文書10)。長谷寺散郷の1つ。長谷寺は大乗院門跡末寺で別当職は門跡が相伝,小別当職には大乗院門徒が補任された。当郷は院家方公事として萱守七種菜・萱守月別用途64文,小別当得分として七種菜・観応米1石5斗・炭3荷・カフラナ3束・ナスヒ40・クサフキ20束のほか白木郷とともに湯代銭1貫355文などを負担した(長谷寺日記/大日料6‐31,寺社雑事記文正元年11月26日条)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7398978