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皮張(中世)


 室町期から見える地名。伊都【いと】郡天野社領六箇七郷のうち小河内郷に属す。応永2年11月28日の佐野村畠在家帳に作人として「馬太郎〈カワハリ〉」と見える(御影堂文書/かつらぎ町史)。また本文書にはこの馬太郎が地主としても見えている。応永26年9月日の段銭棟別納日記に「小河内棟別〈六十二間之分〉」として「皮帳(張)十一間」と見え(高野山文書/大日古1-5),当地は六箇七郷のうちの小河内郷に属する地であったことがわかる。長享3年3月日の志富田荘坪合検田帳には地主として「皮張門」「皮張神田」が登録されており(御影堂文書/かつらぎ町史),中でも皮張門は9筆6反320歩の地主職を有していた。また天文9年3月21日の僧永観灯明田寄進状には「一所 壱斗代 カワハリ門新二郎」と見える(高野山文書/大日古1-2)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7404072