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比井(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ比井崎村,昭和29年からは日高町の大字。明治24年には東西10町・南北8町,戸数115,男296・女326,学校1,大船1・小船30。大正3年戸数119うち農業35戸・漁業24戸・商業32戸など(比井崎村誌)。明治10年代後半から日高地方の沿岸に汽船の寄港がはじまると,それまで営業を続けていた自営廻船業者の多くは転廃業に追い込まれ,当地も例外でなかった。江戸後期には比井・唐子両浦あわせて202戸を数えたが(続風土記),明治14年160戸,大正3年には119戸と激減,多くは北米移民となった。明治32年,大阪商船の寄港地比井港としてよみがえる。さらに大正9年,比井港と郡役所所在地である御坊【ごぼう】町を結ぶバス路線も開通し活気を見せはじめたが,昭和期に入り紀勢西線(国鉄紀勢本線)の開通南下は比井港の衰微をもたらした。昭和48年比井小学校校舎落成。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7406146