秋里(近代)

　明治22年～現在の大字名。はじめ千代水村，昭和28年からは鳥取市の大字。明治24年の戸数87・人口492（徴発物件一覧）。明治17年に地内に新築移転した安長小学校は，昭和37年まで存続した。大正15年千代川河川改修工事が着工され，昭和６年秋里より河口への放水路が完成，秋里を中心として78町歩の耕地が失われたが水害は減少した。同８年の世帯数64。同34年から38年にかけて土地改良工事が行われた。同40年代となり千代川旧河道の水田は宅地化し，通称東秋里と呼ばれており，同56年の東秋里の世帯数155。秋里全域の世帯数・人口は，昭和30年78・427，同40年95・420，同50年237・877と増加している。昭和44年一部が商栄町・松並町１～３丁目となる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7407165