松上(近代)

明治22年~現在の大字名。はじめ明治村,昭和28年からは鳥取市の大字。明治24年の戸数43・人口308(徴発物件一覧)。明治年間,明治・穏治【おんじ】両村の組合役場は上原にあったが,大正3年2月の合併後,村役場は松上に置かれた。明治尋常高等小学校の位置問題については,小原と上原の2校存置案と統合案との紛争が続いたが,大正12年9月,松上に統合設置することが決定した。以来,村の中枢機能としての郵便局,警察官駐在所,診療所などが設けられた。野坂川に沿い,山麓に位置する家屋が多いため,大正元年・同7年・昭和9年をはじめたびたび水害にあう。古社である松上神社は明治27年,鎮座1,600年祭を行い,昭和6年県社に昇格。昭和8年の戸数62,うち養蚕業組合加入者26。鳥取市への統合により旧役場位置に地区公民館が設けられた。松上谷の過疎的傾向により人口が減少,警察官駐在所・診療所が廃止され,昭和39年中学校は統合され廃校となった。現在,金原地内で中国電力の新鳥取変電所が建設工事中である。昭和37年の土居別世帯数は,上ノ段3・坂根16・田中30・高下添12・金原7,合計68。世帯数・人口は,昭和30年64・358,同40年61・321,同50年59・258。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7409867 |





