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久佐村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。那賀郡のうち。江戸期を通じて津和野藩領。久佐組に属す。「万手鑑」によれば,村高は元和検地で872石余,寛永検地で795石余,「天保郷帳」では872石余。寺社は禅宗竜光寺・同仙福寺,真宗常光寺,八幡宮(八重葎)。明治8年宇栗【うぐり】・長屋を合併。同9年島根県に所属。「皇国地誌」によると,258戸・1,047人,牡牛100・牡馬26・牝馬3,物産は半紙・コウゾ。明治17年上来原【かみくるばら】・下来原とともに3か村連合戸長役場を久佐村に置く。明治6年民家を借りて久佐小学校を開校。同22年278戸・1,272人。同年那賀郡久佐村となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7411794