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河崎村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。美作国東南条郡のうち。宇喜多氏,小早川氏の支配を経て,慶長8年からは津山藩領。村高は,「美作鬢鏡」878石余,「東作誌」では「野介代村分村」と注記されて川崎村と書き741石余,「天保郷帳」885石余,「美作鏡」で河崎村741石余,「河崎村之内町作分」と見え137石余,「旧高旧領」885石余。「東作誌」によれば,城下から24町,家数52・人数202(男111・女91),氏神は弓矢八幡宮(敷地は野介代村分),ほかに牛神・荒神(敷地は同村分),堂宇は観音堂・薬師堂・虚空蔵堂・石地蔵堂・供養石塔・大日石,御林山は兼田にあり,東西140間・南北60間,井堰1。津山県,北条県を経て,明治9年岡山県に所属。明治7年玉琳小学が開学。同22年林田【はいだ】村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7415953