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西野田保(中世)


 鎌倉期に見える保名。備前国御野郡のうち。「吾妻鏡」文治4年2月2日条(国史大系)に収められた朝廷に対する奉書に「公朝 備前国吉備津宮領西野田保地頭職貞光事」とあるのが唯一の所見。「吉備温故秘録」によれば,現在の岡山市西長瀬・田中・辰巳・中仙道付近に比定しているが,慶長10年の備前国高物成帳(備陽記)では同じ区域を宮野保としているから,応永20年8月日の備前国棟別銭沙汰并無沙汰在所注文案(東寺百合文書ヌ)に西御所(足利義満側室高橋殿)領として見える「宮保」が当保にあたると考えられる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7418514