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浅江村(近代)


 明治22年~昭和14年の熊毛郡の自治体名。大字は編成せず。村役場は字浅江市に設置。明治24年の戸数647・人口3,318(男1,656・女1,662),厩15,寺院5,学校1,水車場2,船57(徴発物件一覧)。同35年619戸・3,455人(男1,591・女1,864),大正元年617戸・3,565人(男1,712・女1,853)。世帯数・人口は,同9年650・2,948(男1,361・女1,587),昭和5年660・2,999(男1,443・女1,556)。昭和11年には田261町3反・畑89町6反・宅地8万2,511坪・山林248町7反・原野122町7反・その他78反(防長人士発展鑑)。同13年の職業別戸数は,農業420・商業102・工業15・漁業3・その他173(光市史)。学校は三井村と分離して浅江尋常高等小学校となり,明治33年には校舎を増築,大正3年全面的な改築を行った。明治30年の山陽鉄道の開通に伴い,室積~下松間の海岸線道路を利用する人々から,この道路と鉄道との接点にあたる虹ケ浜海岸に,駅の設置を希望する請願書が鉄道院総裁に提出され,同41年虹ケ浜駅が開業された。大正3年には,駅と室積新市間に客馬車が運行を始め,同8年にはこの海岸線道路が県道の指定を受け,同じ区間を乗合自動車が走るようになった(光市史)。昭和14年周南町浅江となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7424457