西市村(近代)

明治32年~大正13年の豊浦郡の自治体名。豊田奥村が改称して成立。同村の8大字を継承。戸数・人口は,明治35年789・3,817(男1,963・女1,854),大正元年834・4,255(男2,236・女2,019)。大正9年の世帯数895・人口3,986(男2,010・女1,976)。田・畑の面積と職業別戸数は,大正5年559町8反余・151町余,農業595戸・工業26戸・商業262戸・その他115戸,同10年560町3反余・150町9反余,農業487戸・工業53戸・商業218戸・その他54戸。大正3年に西市村信用組合設立。同7年,西市~小月間に長門鉄道が開通,西市駅ができた。乗合自動車は大正5年ごろから西市~滝部間,同11年から西市~俵山間が開通。西市~小月間は大正3年から運行したが,長門鉄道開通のため一時中断,同12年から再び運行をはじめた。同13年町制施行。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7426122 |