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相名(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ相生村,昭和31年からは相生町の大字。明治24年の戸数17・人口77(男44・女33),幅員は東西8町・南北7町(徴発物件一覧表)。地内を通る現県道竹ケ谷鷲敷線は明治29年に工事に着手。相名坂トンネルは昭和10年工事に着手し,同14年竣工。耕作物は,米麦・小麦などが中心であった。ほかに番茶が生産され,昭和10年代には集落総生産量が100俵(1俵に24.375kg)以上に及んだが,昭和17年頃から茶園が掘り返されてイモ畑となった。また昭和10年代までは,木炭の生産も盛んであった。集落保有山林のほとんどが広葉樹林のため,製炭は専業に近く,年間1戸当たり500俵前後に及び,現金収入の比率は高かった。昭和60年の世帯数16・人口53。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7426924