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有木(近代)


 明治23年~現在の大字名。昭和30年からは五郷を冠称。はじめ五郷村,昭和30年からは大野原町の大字。明治24年の戸数85・人口245(男135・女110),幅員東西1里14町・南北1里5町,水車場2(徴発物件一覧)。同25年海老済尋常小学校が開校し,3年程制で有木・海老済の児童を教育,明治33年4年程制に格上げした。大正3年五郷尋常小学校が創立し,同校の分教場になる。同10年落合~観音寺間に河田バスが小型乗合自動車を運行,五郷温泉旅館の客を運んだことが自動車のはじまりだった。昭和7年落合橋(長さ13m・幅5m)がコンクリート橋になる。同24年三豊バスが定期バスを運行。地域のほとんどが山林のため産物はミカン・木材・薪材・竹材・シイタケである。昭和7年産業組合を創立,同17年森林組合を創立し物産の育成・振興に力を注いだ。地内のシイタケの産出量は同26年,五郷村全体で3,000貫に達した。農業用水確保を主とする多目的の五郷ダムが県営事業として昭和35年着工,同40年竣工した。直線重力式コンクリートダムで,堤高50m余・堤長132m・貯水量205万t,工費8億2,600万円。このダム建設のため曼陀街道の付け替え改修が行われ,平有盛伝説の里である当地に通じる有盛橋は昭和38年竣工した。当地から財田町へ約20kmで,阿讃山脈(讃岐山脈)の山裾を通る広域基幹林道は,同57年舗装が完了した。森林・農地・ミカン園への便がよくなり,生活道やレクリエーションに好適な道路として使用されてきている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7428993