100辞書・辞典一括検索

JLogos

30

長尾(近代)


 明治23年~現在の大字名。はじめ長炭村,昭和31年からは満濃町の大字。明治24年の戸数310・人口1,536(男786・女750),幅員東西1里・南北15町,寺2,学校1,水車場4(徴発物件一覧)。同38年に城山の中腹に金脈が発見され,村外資本で採鉱が進められたが,含有量が少なく数年間で閉山。満州事変後の鉱物価格の上昇で再び採掘を始めたが,金鉱山としては失敗。耐火煉瓦の原料として第2次大戦終戦まで採掘を続けた。昭和17年猫山西麓の国有林の払下げを受けて60町歩を開墾。米麦を中心に,葉煙草・タマネギの栽培が盛んである。電気部品・人工石材・冷凍食品などの工場が進出して操業。琴平と坂出【さかいで】から定期バスが運行,昭和57年県道坂出貞光線が国道438号に昇格。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7430012