久兵衛町(近世)
江戸期の三津町の町名元禄年間写の「三津町絵図」(定秀寺所蔵)に見え,三津町の西端の浜に接して南北に通る町筋南は土蔵,北は南松前【みなみまさき】町,東は町奉行所などの官庁役宅であった町の中程を東西に新町が交差していた古くは当町から南松前町・北松前町と続く町筋を久兵衛町といったが,伊予郡松前から移り住んだものが多かったので,のち当町の北に南・北松前町の名がつけられたという文政年間までには塩屋町と改称したと思われる(文政六年写三津町絵図)現在の松山市梅田町・三津3丁目のあたり
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7431707 |