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佐賀(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ佐賀村,昭和15年からは佐賀町の大字。明治24年の戸数331・人口1,788(男911・女877),船80。地内には町役場・佐賀中学校・佐賀小学校をはじめ,公共機関や金融機関が多く集まっている。昭和38年国鉄中村線が佐賀まで延長され,地内に土佐佐賀駅が設置されて幡多郡の玄関となり,年間70万人の利用者があった。同45年中村市に鉄道が延長されるまで7年間に500万人を超す利用者でにぎわったが,まもなく無人駅となった。一方漁港は,黒潮に乗って北上する鰹の群を追う大型鰹船団の激増によって拡張を重ね,現在外洋に50億円余を投じて漁港の建設が進められている。毎年2月から11月まで500余名が20隻の大型鰹船に分乗して遠く赤道付近から三陸方面に出漁している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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