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仮屋(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ値賀村,昭和31年からは玄海【げんかい】町の大字。仮屋湾や納所沿岸で網による漁法を主とした漁業を行っている。明治25年仮屋小学校独立。大正3年の戸数150・人口877,うち漁家数100,漁船50隻,漁獲高約2万円であった。同10年資本金30万円で仮屋湾汽船株式会社が発足したがまもなく解散。昭和30年の漁家数120,漁船104隻(動力船84・和船20),いか曲網20・いか落網2・雑魚磯建網2・鰯船引網24・その他27。昭和50年の世帯数232・人口974。同55年の農家数43(専業1・第1種兼業1・第2種兼業41),田5.45ha・畑2.75ha・樹園地5.38haにすぎない。同年の漁家数は85,ほかに会社経営のものが1つあって真珠の養殖を行っている。船数は133隻(うち動力船116・総トン数2万8,750t)である。網漁のほかに真珠・ハマチ・鯛などの養殖が行われている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7445004