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郡村(近世)


 江戸期の村名。彼杵郡のうち。大村藩領。地方【じかん】地区に属す。「大村郷村記」によれば,江戸中期までに原口・竹松・黒丸・福重・皆同・今富・松原・野岳の8か村に分かれて,その総称となった。村高は,慶長17年検地による朱印高4,062石余(大村郷村記),「天保郷帳」4,689石余,文久2年内検高7,862石余,うち田高6,769石余・畠高1,093石余(大村郷村記)。文化11年8月の藩政改革によって,野岳村は松原村,黒丸村・原口村は竹松村,皆同村・今富村は福重村にそれぞれ合併され,松原・竹松・福重の3か村を総称するようになった(同前)。また文久2年の村況は,東西2里・南北1里14町,広さ4,320町,うち田地404町余・畠地394町余(うち切畠102町余)・山林野3,520町余,内検高のほかに切畠102町余・樆梠田2反余・樆梠畠2反余・楮苧田1町余・楮苧畠4町余・麻苧田6畝余・水主田2畝余・水主屋敷26歩があった(同前)。「旧高旧領」には当村が見えず,松原・竹松・福重の3か村に分けて記載されている。




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「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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