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築籠(近代)


 明治22年~昭和41年の大字名。はじめ宇土町,昭和33年からは宇土市の大字。明治24年の戸数28,人口は男77・女87。同年台風の被害が甚大であった(宇土市史)。同41年戊申詔書の発布に伴い同42年貯金組合を組織,同44年有限責任宇土信用組合設立により組合員の貯金を預け入れた(同前)。昭和16年化学工場が築籠庄部の地を含めた敷地に設置され,操業を開始したが,同20年アメリカ軍による第1回の空襲を受け,女子挺身隊員2名が死亡した(宇土合成工場三十年史)。同26年宇土町は防火水槽兼用のプール建設を計画し,築籠では3,750円を募金した。同31年町営住宅が竣工した。同41年宇土市の町名となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7452766