吉松村(近代)

明治22年~昭和29年の自治体名。はじめ山本郡,明治29年からは鹿本郡に所属。大井・今藤・伊知坊・船島・平井・豊田・亀甲の7か村が合併して成立。旧村名を継承した7大字を編成,船島は舟島と書く。村名は,中核となった亀甲・豊田・平井の3か村の地域を吉松と称したことにちなむ。役場を豊田に設置。明治24年の戸数617,人口は男1,438・女1,459。大正8年の養蚕戸数227。昭和4年調べの特産物に,米・麦のほか繭がある(鹿本郡誌)。世帯数・人口は,大正9年634・3,305,昭和10年627・3,420,同25年787・4,185。同30年1月1日植木町の一部となり,村制時の7大字は同町の大字に継承。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7454643 |