100辞書・辞典一括検索

JLogos

45

大藤(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ北郷村,昭和34年からは北郷町の大字。明治24年の幅員は東西19町・南北32町,戸数198・人口1,195(男598・女597),厩158,寺院1,小船1(徴発物件一覧表)。地内は甲・乙に分かれる。昭和16年国鉄志布志線(現日南線)が開通し,内之田駅が設けられた。同駅の近くに内之田冷泉があり,明治初期には「日向地誌」が「其質塩気ヲ以テ混成ス瘡痍ニ宜シ」と特質を記している。広渡川中流域は穀倉地帯で川の治水は古くから地域住民の大事業であった。山田堤・新堤など河辺3~5間ぐらい竹林密生の自然堤防が続き,明治期までは地域総出の春普請が年中行事の1つであったという。大正期に鉄筋蛇かごや制水工事が始まり,天神前・山澄・前園前堤防など昭和に入って完備された。区長制時代甲は上大藤・下大藤に区分されて区長が委嘱されていた。昭和51年に町開発公社経営の北郷温泉大藤荘と重度身障者施設北郷荘が完成した。同54年公民館制度発足にともない甲は大藤公民館内となった。同58年の世帯数・人口は甲261・513,乙153・585。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7459859