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星の最期②
【ほしのさいご】


星の最期(大質量星の場合)

星の最期は,うまれたときの質量によって決まります。
太陽の約8倍以上の質量でうまれた星は,大爆発(ばくはつ)を起こして,その一生を終えます。この大爆発は「超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)」と呼ばれ,ときには太陽の100億倍以上の明るさで輝(かがや)きます。1054年の大爆発の残骸(ざんがい)は,現在,おうし座のM1「かに星雲」として観測されています。
超新星爆発のあとには,「中性子星(ちゅうせいしせい)」が残ります。中性子星は超高密度の星です。半径は10kmほどに過ぎませんが,質量は太陽ほどもあります。
うまれたときの質量が太陽の数十倍以上の星の場合,超新星爆発のあとには「ブラックホール」が残ります。ブラックホールとは,重力が強くて光さえも脱出(だっしゅつ)できない暗黒の天体のことです。




東京書籍
「宇宙の科学アストロジア」
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