宇宙の進化
【うちゅうのしんか】

宇宙が生まれたのはいつ?
宇宙のいろいろな銀河を観測していると,遠くにある銀河ほど,高速で遠ざかっていることが分かってきました。これは,宇宙そのものが広がっているために,そこにある銀河も遠ざかっているものと考えられています。これを「宇宙の膨張(ぼうちょう)」といいます。
ところでこのことを逆に考え,時間をさかのぼると,宇宙は小さくなり,やがて1つの小さな点になります。この点の状態が宇宙の始まりではないかと考えられています。そして宇宙の始まりは,今から137億年ほど前ではないかと考えられています。
宇宙の始まりのようすは,まだはっきりとは分かっていませんが,「ビッグバン」とよばれる急激(きゅうげき)な膨張から始まったと考えられています。
宇宙の始まりから今日までを「宇宙の進化」と呼んでいます。

![]() | 東京書籍 「宇宙の科学アストロジア」 JLogosID : 7505074 |