100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

石狩街道
【いしかりかいどう】


札幌市東区から石狩地方石狩市に通じる道路。国道231号の一部をいう。札幌市北6条の函館本線から創成川東側沿いに茨戸(ばらと)まで北上,そこから石狩市花畔(ばんなぐろ)に西進,再び北上して石狩川河口の石狩市に達する。延長約24km。明治初期に篠路(しのろ)・伏籠(ふしこ)川沿いに開かれた道路は石狩街道と称し,札幌~石狩間の主要路となっていた。明治21年,創成川北部に茨戸新道が開かれ,南部の創成川沿道路とともに整備されると,直線路のため利用が高まり,これら道路を総称して石狩街道と呼ぶようになり,旧石狩街道はやがて丘珠街道または篠路街道といわれた。石狩街道は現在,日本海岸を留萌(るもい)に達する国道231号の一部として,札幌市街の北部発展の幹線道路の役割を果たし,北方の石狩湾新港建設に伴う工業的発展,厚田方面の開発への主要路線としても期待されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600022