100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

札樽自動車道
【さっそんじどうしゃどう】


小樽市と札幌市西区を結ぶ高速自動車国道。小樽を起点とし,札幌―千歳―夕張―帯広へと延びる北海道横断自動車道の一部。小樽市南部の潮見台から札樽国道(国道5号)と並行し,山麓斜面を削って札幌市西部の手稲宮の沢に至る。延長24.3km。昭和30年に舗装の完成した札樽国道は,札幌を中心とする経済発展による交通量が増大したため,その渋滞を緩和する役割を帯びて昭和42年に当自動車道が着工,同46年に2車線が開通,同49年4車線が完成した。これにより札樽間は所要時間が短縮され,札樽バイパスと通称された。札樽国道との連絡は両端の小樽・札幌西の両インターチェンジのほか,途中に朝里・銭函・手稲の3インターチェンジがある。この道路は札幌市街北部を迂回するいわゆる札幌新道に続き,同時に開通した北海道縦貫自動車道の一部(北広島~千歳間)へ連絡する予定であった。しかし経済低成長期に入り,用地難と泥炭地による工事難航によりこの部分が未完成のため,高速道路としての機能は十分に発揮されていない。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600168