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銚子トンネル
【ちょうしとんねる】


渡島(おしま)地方椴法華(とどほつけ)村と南茅部町の境界にあるトンネル。亀田半島東側の太平洋岸に突出した銚子岬に位置する。銚子岬は,火成岩が海岸まで張り出し,海食された断崖が連なり,長く交通の障害となっていた。まず全長850mの滝の沢トンネルが完成し,函館市から戸井町―恵山(えさん)町―椴法華村―南茅部町―森町を通る国道278号が昭和40年に全通した。その後銚子岬を回らないルートとしてこのトンネルの工事が開始され,昭和49年総延長1,460m,車道幅6m,建築限界高4.5mの銚子トンネルが完成,国道278号の利便が増大した。トンネル付近一帯は恵山道立自然公園に含まれ,奇岩屏風岩をはじめ屈曲海岸線など観光資源も多く,夏には訪れる観光客も多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600273