幡竜橋
【ばんりゅうばし】

岩木川に架かる橋。弘前市青女子(あおなご)と北津軽郡板柳町板柳を結ぶ。主要地方道五所川原岩木線が通る。長さ283m，幅11．５m。昭和53年竣工。寛永年間に板屋野木村に渡し場が設けられた。明治13年の「県治一覧表」の津渡の項に板屋野木の渡しがみえ，幅90間，民営，馬船１，小船１とある。明治23年青山利助により初めて橋が架けられた。以後，明治43年・大正６年・昭和９年に架替え工事が行われた。昭和９年の橋は，同50年の台風による大水で流失し，同53年現在の永久橋が架橋された。弘前市と西北地方を結ぶ最も重要な橋となっている。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7600592