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白雪川
【しらゆきがわ】


県南西部,由利(ゆり)郡象潟(きさかた)町の東辺を流れ,仁賀保(にかほ)町で日本海へ注ぐ川。鳥海山(2,230m)に源を発する川で中島台を回流しながら沢・川を集め,標高400mの地点で赤川を合流する。さらに鳥越(とりごえ)川・岩股川をも合わせ,北西斜面を流下し,三森~芹田間で日本海に注ぐ。流路延長25.9km,流域面積80km(^2)の2級河川。川名は鳥海山の白雪が融けて流れることに由来。別称の「三森(みつもり)川」「芹田(せりた)川」(地名辞書)は集落名による。上流には法体(ほうたい)の滝・谷櫃(やびつ)滝などがある。また,急流を利用した水力発電所があり,桂坂・院内(いんない)には油田がある。「由利(ゆり)郡誌」には「急流ニシテ其色清其味渋ク硫気ヲ含メリ舟筏通セス」とある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600982