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狭山自然公園
【さやましぜんこうえん】


所沢市の南西部と入間(いるま)市の一部を含む県立自然公園。面積1,808ha。昭和26年3月9日指定。公園の中心は狭山湖(山口貯水池)で,昭和7年に狭山丘陵の浸食谷を利用して東京都民の飲料水を確保するためつくられた人造湖である。湖岸は複雑に入り組み,アカマツ・クヌギの雑木林に囲まれた丘陵地帯は武蔵野の自然が息づいている。湖畔は桜の名所でもあり,付近には日本の国連加盟を記念してつくられたユネスコ村・遊園地・オトギ電車等,遊覧施設が多く,四季を通じて訪れる人が多い。年間利用者は300万人をこえる。また公園内には,鎌倉末期に新田義貞が北条軍と戦火を交えた小手指ケ原(こてさしがはら)古戦場跡,弘法大師の開基といわれる山口観音,戦国期の山口城跡などの史跡も多い。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7601822