秩父高原牧場
【ちちぶこうげんぼくじょう】
秩父(ちちぶ)郡東秩父村と同郡皆野(みなの)町にまたがる。古くは秩父郡坂本村と三沢村のうち。本県の酪農を盛んにするための県営乳牛育成牧場で,昭和48年にできた。大霧(おおぎり)山の北方,粥新田(かゆにた)峠から二本木峠までの草原に広がる面積354ha,標高270~760mの起状のある高原牧場。古くから三沢村・大野原村・黒谷村入会の秣場でもあった。収容能力は600頭で,県内酪農家の子牛を1~2年間預かる預託牛制度や優秀な乳牛を育てて供給することを主業務としている。
![](http://jlogos.com/images/hyoshi/ktim.jpg) | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7601855 |