100辞書・辞典一括検索

JLogos

13

一津屋の渡し
【ひとつやのわたし】


駒頭の渡しともいう。淀川にあった渡し。一津屋(現摂津市一津屋1~2丁目)と大庭七番(現守口(もりぐち)市大庭町1~2丁目)を結んでいた。「澱川両岸一覧」に,「八番村の岸,摂州島下郡一ツ屋より,河州茨田郡八番村へ淀川を船にてわたす也,渡の長三百三十間と云」とある。現在の鳥飼大橋のやや下流に当たり,昭和29年,鳥飼大橋の完成とともに姿を消した。明治初期の水幅307間,渡船は大庭七番に1艘,一津屋に2艘であった(府統計書)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7604981