100辞書・辞典一括検索

JLogos

8

鬼の舌震県立自然公園
【おにのしたぶるいけんりつしぜんこうえん】


斐伊(ひい)川支流,馬木(まき)川の中流約3kmにわたる大渓谷,鬼の舌震を中心とする県立自然公園。仁多(にた)郡仁多町と横田町にまたがる。総面積3.3km(^2)。昭和39年4月指定。鬼の舌震は,馬木川の急流が花崗岩を削ってできたV字形渓谷で,大天狗岩・小天狗岩などの絶壁,亀岩・千畳岩・天狗遊岩などの風化水食された奇岩・怪石,河床の甌穴(おうけつ)群,所々に見られる滝などからなっており,壮大な景観をみせている。昭和2年4月,国の名勝・天然記念物に指定。この名称は「風土記」の和爾(わに)の伝承が転化したものと伝えられる。昭和36年,下流に高尾ダムが建設されてから,魚釣り・舟遊びなど,公園の利用範囲も広がり,現在は休憩所・宿泊所などが設けられ,他に約2kmの探勝コースもつくられている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605700