100辞書・辞典一括検索

JLogos

9

豊島漁港
【とよしまぎょこう】


豊田郡の豊浜町と豊町にまたがる港。県管理の第2種漁港。港域は豊島と大崎下島の間から南に広がり,大崎下島の沖友(豊町)から斎島を経て尾久比島・豊島を結ぶ海面。春分より八十八夜にかけてを漁季とするイカリ漁業が盛んで,タイやスズキの一本釣りを行う。昭和57年の登録漁船は507隻(倉橋漁港に次いで県内2位),2,782総t(県内1位),漁業経営体数489(県内1位)。同年の陸揚量457t(昭和54年445t,55年474t,56年462t)の内訳は,タイ278t,タチウオ45t,スズキ37t,タコ17t,ベラ8t,サワラ7t,草類20tなど。出荷先は地区を除く県内各地が75%。なお,同53年の陸揚量454tでは,漁業種類別陸揚量は一本釣り255t,はえ縄100tで,一本釣りの大きさを知りうる。島の東岸の北から南へ山崎・小野浦・内浦の3集落があり,小野浦が漁業関係者の集落で,役場や学校がある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606125