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大仙牧場
【だいせんぼくじょう】


大川郡の志度町と津田町の境にある北山(上野山)にあった牧場。鳥取県大山の牧場地を視察し,その名をとって大仙牧場としたという。北山(306m)は基盤の領家花崗岩に凝灰岩,讃岐岩質安山岩が乗ったメサ型の山で,山頂周辺は平坦で広い。第2次大戦後,32農家が入植し,上野開拓農協として山頂の約80haを畑作地に開墾。しかし交通不便で農業経営も成り立たず下山者が相次いだ。昭和42年,大仙農事組合が45haを買収し,肉牛・乳牛など300余頭を飼育する大仙牧場を開設した。昭和45年には隣接地にレジャーランド施設を建設して,牧場経営と観光を結びつけた上野山高原温泉ナショナルハイランドへ発展。昭和49年からはゴルフ場となり現在に至る。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606658