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東予国民休暇村
【とうよこくみんきゅうかむら】


今治(いまばり)市南端にあり,一部東予市にまたがる休養施設。桜井海岸と背後の丘陵を含み,面積34.6ha。瀬戸内海国立公園に含まれ,海抜70mの丘陵地で,楠河の干拓地から西条・新居浜の市街や石鎚山脈などの展望にすぐれる。昭和40年12月,全国16番目,四国では初めて指定され,同46年までに5億5,000万円を投じてひうちなだ荘,海岸までのリフト,キャンプ場,休憩所などが建設された。ひうちなだ荘に隣接して東予老人福祉センター清海荘・東予温泉センターがあり,東予市の本谷温泉から引湯し,老人の保養と憩いの場となっている。昭和45年休暇村を訪れた観光客は約50万人であった。休暇村から医王山,世田山を経て笠松山に至る自然遊歩道も完成し,ハイキングやオリエンテーリングコースとしても利用されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7606825