馬ケ岳
【うまがたけ】

京都(みやこ)郡犀川(さいがわ)町と行橋市の境界にある山。標高216m。花崗岩からなり，山頂部は西側の一ノ岳と，やや低い東側の二ノ岳の２つのピークに分かれる。地名の由来は，「豊前古城記」に「源経基……神託に瑞夢あって……則此山の将軍（愛宕将軍）の神馬の形を顕せし因縁を以，馬岳と名付け」とある。山頂部には馬ケ岳城跡があり，一ノ岳は本丸跡，二ノ岳は二ノ丸跡といわれる。西南西に延びる尾根伝いの北西斜面一帯には，国史跡の御所ケ谷神護石遺跡がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7607119