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許斐山
【このみやま】


宗像(むなかた)市と宗像郡福間町の境界にある山。標高271m。三郡山地の北西部にある孤峰。花崗岩からなる山体は,険阻で要害の地をなす。古くは,鶴羽山と呼ばれたが,延喜14年に宗像姓を賜わり大宮司職についた筑前守清氏親王の次男氏章が,許斐の姓を得て北麓の王丸(宗像市)に居を構えたことから許斐山と改称(続風土記)。また宗像六岳の1つとして許斐岳とも称した。山頂には,熊野宮や許斐山城跡がある。頂上からは,北方に四塚連峰や宗像盆地,西に玄界灘,南に福岡平野など見渡せる。登山道も整備され,史跡地域としてまたハイキングコースとして親しまれる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607194