猿田峠
【さるたとうげ】
鞍手郡鞍手町永谷と宗像(むなかた)市吉留を結ぶ峠。標高64m。孔大寺(こだいじ)山地の南端に位置し,直方(のおがた)市植木と宗像市赤間を結ぶ主要地方道直方宗像線が通る。江戸期には長崎街道の木屋瀬(こやのせ)(北九州市八幡西区)から赤間を経て,福岡・唐津(佐賀県)両城下を結び,内宿(うちじゆく)通と呼ばれ,福岡・唐津両藩藩主の参勤交代路とされた。猿田峠付近は,釣川の水源に近く,標高100m前後の低丘陵地が続く。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7607203 |