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城山峠
【じょうやまとうげ】


宗像(むなかた)市武丸と遠賀(おんが)郡岡垣町上畑を結ぶ峠。赤間峠ともいった(地名辞書)。標高約80m。孔大寺(こだいじ)山地南端に位置する城山の東麓を,南北に越える。古くから交通の要衝として開け,江戸期には筑前二十一宿の赤間(宗像市)と芦屋(遠賀郡芦屋町)を結ぶ街道。明治以降は国道3号が通る。明治23年開通した九州鉄道(現,鹿児島本線)が,峠越えのために機関車を2両連結しなければならなかったほど険しい峠であったが,同42年に城山トンネルが開通。同時に国道が山沿いルートから鉄道沿いに移動したため旧街道の峠は姿を消した。現在は福岡市と北九州市を結ぶ県下最重要路の通過地として交通量も多く,赤間寄りにはドライブインなどが立地している。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607220