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緑村
【みどりむら】


(近代)明治22~39年の山門(やまと)郡の自治体名。筑肥山地の一部を形成する清水連山の南端,蒲池山堤に発する大根川上・中流域に位置する。松田・大広園・清水・河原内の4か村が合併して成立。旧村名を継承した4大字を編成。村名は,4か村の中央に流れる緑川(もと実取川)という溝渠を悪水疏通のため開削し,数十町の痩田を肥沃な耕地にした事跡を残すために名付けられた。役場を松田に設置。合併時の戸数436・人口2,436,地積は田260町・畑65町・山林150町など計520町。明治24年の戸数441・人口2,305(男1,189・女1,116),厩136,寺院10,学校1(徴発物件)。同40年1月1日瀬高町・山川村の各一部となり,当村の4大字のうち松田・大広園は瀬高町の,清水・河原内は山川村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607343