宮永組
【みやながぐみ】

旧国名:筑後

(近世)江戸期の組名。柳川藩領における広域行政区画である大庄屋組の１つ。筑後国山門(やまと)郡のうち。「旧柳河藩誌」によれば，当組に所属する村は東蒲船津・西蒲船津・正行・下百町・高畑・新町・藤吉・今古賀・江曲・築籠・猟町・新田・下宮永・上宮永・安良開・弥四郎・吉富・鬼童(おんどう)・端地・正段島・矢留・東開・西開の23か村，明治初年の反別は1,060町余，石高は１万6,404石余。御領中郡別人数高御改帳（県史資料３）によれば，文化７年の家数1,460・寺庵数21，２歳以上人数7,188，安政５年の家数2,144・寺庵数21，２歳以上人数9,953。現在の柳川市・三橋町の各一部にあたる。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7607348