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石谷山
【いしたにやま】


鳥栖(とす)市と三養基(みやき)郡中原(なかばる)町との境にある山。標高754.4m。当山一帯は四国南部から台湾に分布するサクラツツジの北限地とされているほか,学術上貴重な新種のワラビ類も発見されるなど植物の宝庫である。また,昭和初期75匹の野生猿が住んでいたというが,高圧電線が架設されて以来,風に揺れる電線の音への恐怖が原因で少なくなった。ブナを中心とする鬱蒼とした雑木林は本県124.5kmの九州自然歩道(全行程2,137.8km)の中で特筆されるべき存在である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7607404